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私の電子メールアカウントは IIJ4Uプロバイダと mac.comの個人及び会社のアカウントの3つ。去年末から、ボットが IIJ4Uアカウントに1ヶ月で1000件以上のスパムを送り付けてくるので、Gmailのスパムフィルタを活用する事にした。
■ Gmailアカウントの取得
http://mail.google.com/ にアクセスして、右下の「Gmail に申し込む」をクリックする。Gmailは招待制だったが、現在は登録制。
注意しなければならないのは「希望するユーザー名」。
著名なサイト名を使うとスパムが自動的に送られてくる。
例えば abc.comが存在すれば、abc@gmail.comにスパムを送る。
この場合は数字を追加すれば良い。
■ POP設定
Gmailはウェブメーラなので POPを使用してローカルに転送する必要はないが、重要なメールの場合はPOPで転送しておく。
Gmailにログイン後、右上の「設定」リンクをクリックして「メール転送と POP 設定」リンクをクリックする。
「POP ダウンロード」の「すべてのメールで POP を有効にする」ラジオボタンをクリックして、「POP でメッセージにアクセスする場合」の「Gmail のコピーを削除」ポップアップを選択し、「変更を保存」ボタンをクリックする。
メールクライアントの設定方法は「設定手順」に書かれている。
既存のアカウントから Gmailアカウントにメールを送り、Gmailのウェブメールで届く事を確認する。その後、メールクライアントの POP3で受信を確認する。
POP転送後はごみ箱に移動され、1ヶ月後に自動的に削除される。
スパムメールも同様に1ヶ月後に削除される。
■ メール転送
大抵のメールサービスはメール転送をサポートしている。設定方法はそれぞれ異なるので、ヘルプを確認して自分の Gmailアカウントに転送するように設定する。
転送したメールを削除するか放置するかを選べる場合がある。放置するといずれメールボックスがフルになり、それ以降のメールを受信できなくなるので、ご注意を。まず始めに Gmailアカウントへの転送がうまくいく事を確認してから、転送後削除を指定すれば良い。
Gmailの SMTPは稀に受信不能時間帯がある。postmaster等から大量のスパムメールを転送するとリバウンドしておかしくなる事があるので、避けた方が良い。
■ スパムメールの統計
1月6日から Gmailを使い始めたが、無料サービスとは思えない素晴らしい成果だ。1ヶ月間のスパムメールの統計は以下の通り。
IIJ4U - 1198件のスパム中、31件の日本語スパム
mac.com(個人)- 55件のスパム中、0件の日本語スパム
mac.com(会社)- 123件のスパム中、21件の日本語スパム
総スパムメール数 - 1415件
届いたスパムメール数 - 39件 (約2.8%) 4件の日本語スパム
誤認メール数 - 2件
上記の統計は Gmail 1段の時で、2段目を用意していたので新たに 7件のスパムを捕獲できた。これは、Gmail -> Gmail転送時に数分の遅れが稀にあるために、その時間内にスパムブラックリストが更新されたためと思われる。
2段目を用意した場合は約2.3%のスパムスルー率となる。
過去の経験からスパム学習させる事で、この値より改善する。
Gmailのスパムフィルタは、初めて受信した一般メールをスパムメールと認識してしまう事が稀にある。学習させる事で次回から問題なくなる。時々、Gmailの「迷惑メール」フォルダ内を確認し、一般メールを救出する。
■ 終わりに
Gmailを実験的に使い始めたのは 2004年11月中旬だった。2005年4月に一度統計を取ったが、スパムスルー率は5.1%だった。
今回の 2.8%と比較すると倍近くだが、これは Gmailのユーザ数が飛躍的に増加し、コラボレーション型スパムフィルタが効果的になったからと考えられる。
ASL
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「スパムメール料理法」コミュニティ
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